外務大臣:むしろ中欧において、西欧より多くの報道の自由が確保されている
外務大臣:むしろ中欧において、西欧より多くの報道の自由が確保されている
(Translated from Hungary Today, 12 January, 2016)
言うまでもなく、メディアに最大の自由を与えているのは西欧ではなくむしろ中欧諸国の方だ。ハンガリー外相が、スウェーデンの友人によってもたらされたレッテルに反論を試みた。
月曜日の発表において、外務大臣Péter Szijjártóは以下のように声明した。「西欧の政治家やメディアは軒並みだんまりを決め込み、問題を覆い隠しているが、今や不法移民がテロと犯罪の脅威を全欧州で増加させていることは明らかだ。しかし、この事実を問題にすると、たちまち"民主主義に反対した"というレッテルが貼られてしまう」
もちろん、この声明はスウェーデンの外務大臣、Margot Wallström女史が日曜日、ハンガリーとポーランドを名指しして「報道の自由を制限する改革を行っている」と同国の定例安全保障会議にて発言したことを受けてのものだ。
スウェーデンの外務大臣、Margot Wallström女史
(Quoted Photo by svt.se)
ハンガリーの外務通商大臣は、スウェーデンの動きに対して、ポーランドおよびハンガリーの民主主義について心配することは何もないと呼びかけた。ハンガリー国民は2010年と2014年の両方の機会に、その未来を主体的に選択していると強調した。また、ポーランドの選挙はより最近に行われたものであるため、その意思は何よりも尊重されなければならないとも付け加えた。
声明は、「強い欧州連合は、他でもなく強い構成国によってこそ構築されうる。スウェーデンの外相がハンガリーとポーランドが欧州連合を弱体化させていると考えているなら、それは大きな誤解だ。実際のところ欧州連合を弱体化させているのは、この歴史的な難民危機と欧州全体が直面している課題*1に対して合理的な解決策を探そうともせず、非理性的ないちゃもんをつけてばかりいる人々の側だろう。」
*1:訳註:難民問題以外にあるとするなら、周縁国の財政悪化の問題だろうか。
