オルバン首相:移民の流入を緩和させるだけでは不十分だ―完全な禁止こそが解決策
オルバン首相:移民の流入を緩和させるだけでは不十分だ―完全な禁止こそが解決策
(Translated from Hungary Today,8 January, 2016)
(Quoted photo: by László Beliczay/MTI)
新しい"絶対国防圏"がギリシャ北部に必要とされている。なぜなら、移民*1の流入は緩和されることによってではなく、完全に禁止されることによってのみ問題が解決されるからだ。ハンガリーの首相、ヴィクトル・オルバンがラジオ放送において語った。
ハンガリーの指導者は金曜日朝の国営ラジオの番組"180 Minutes"において、欧州連合は早期に"ブリュッセル主義"*2を転換し、国民国家の緩やかな死に歯止めをかける必要があり、どんなものであれ、欧州全体の問題を解決するためには「全ヨーロッパの速やかな連携が必要であり、各構成国の影響力*3は抑制されねばならない」と主張した。同時に、ブリュッセル主義を阻止するためには条約*4の改正が必要であると指摘した。
番組では、水曜日に行われた首相とポーランドの与党「法と正義」党首、ヤロスワフ・カチンスキの会談についても紹介された。オルバン首相はポーランドへの制裁措置に断固として反対の立場をとることを強調し、「諸国はポーランドを尊重すべきだ。彼らはそれに値する。」と力説した。