ハンガリーはポーランドへのいかなる制裁措置にも与しない
政府発表:ハンガリーはポーランドへのいかなる制裁措置にも与しない
(Hungary Today/1月11日より翻訳)
ハンガリー政府は、EUのポーランドに対するいかなる制裁措置にも賛成しない方針を表明した。月曜日、ハンガリー政府の上級報道官が明らかにした。
ハンガリー政府系の通信社MITによれば、政府当局の広報活動を担当するBence Tuzson書記官は、「ハンガリー国民は、こうした事態を経験したことがある。一国の主権に基づいた政策に対して、特定の政治勢力が介入を試みた。」と述べた。続いて、Tuzson氏はハンガリー政府がポーランドに対するいかなる制裁にも参加しないことを強調した。
ハンガリーがEUの対ポーランド制裁に参加する可能性を否定したBence Tuzson書記官
(引用画像:János Marjai/MTI)
Tuzson氏は、ハンガリー政府は制裁決議に決して同意しないため、もし欧州連合がポーランドに対して制裁を加える場合は、全会一致によらない決議を余儀なくされるだろうと指摘した。
欧州委員会は1月13日に会合を予定し、法の支配に関する広範な状況、とりわけ右派政権の加盟国における、評論家によって「司法権の独立を害する」との批判に曝されている政策について検討する。
ドイツの新聞Frankfurter Allgemeine Zeitungは日曜日、欧州委員会はポーランドの憲法裁判所体制の変更について調査する見込みだと報じた。情報提供者はFAZ誌に対して、議長はポーランド憲法裁判所の状況について金曜日の会合において「看過できない」と表現しており、Andrzej Duda大統領が憲法裁判所によって再選が認められた3人の判事に代わって現政権が占める議会が指名した5人の判事を任命した暴挙を批判していると明かした。
Government: Hungary Will Not Support Any EU Sanctions Against Poland - Hungary Today